アメックスグリーンは、正式名称を「アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード」といい、アメリカンエキスプレスが発行するプロパーカードです。
一般カードなのに、他社のゴールドカード並にステータス性とサービスが優れています。
しかし、アメックスグリーンならではのデメリットもあるので、「かっこいいから」「なんとなく良さそう」といった理由だけで発行すると使い勝手が悪く感じるケースも。
本記事では、アメックスグリーンの以下ポイントについて徹底解説。
- アメックスグリーンのメリットデメリット
- アメックスグリーンがおすすめな人の特徴
- 申込基準と申込方法
本記事を参考にして、アメックスグリーンが自分に合うか検討しましょう。
アメックスグリーンのメリット8選
アメックスグリーン(アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード)は、アメリカンエキスプレスが発行するクレジットカードです。
アメックスグリーンの基本情報は以下の通り。
【基本情報】
項目 | 詳細 |
---|---|
年会費 | 月会費1,100円(年間13,200円) |
還元率 | 1.0% |
家族カード年会費 | 月会費550円(年間6,600円) |
ETCカード | 無料(発行手数料935円) |
利用限度額 | 一律の上限なし |
旅行傷害保険 | 国内外最大5,000万円(利用付帯) |
発行までの期間 | 1~3週間 |
申込条件 | ・20歳以上 ・日本国内に定住所 ・安定した収入(アルバイト不可) |
アメリカンエキスプレスは、クレジットカードの国際5大ブランドの1つと言われており、中でもステータスが高いことで有名です。
カードの中央にいる兵士は「センチュリオン」といい、古代ローマ軍の百人隊長で、資産の守護と安心を象徴しています。
アメックスグリーンはアメリカンエキスプレスが発行しているプロパーカードなので、提携カードよりも発行基準が高い傾向にあります。
その分カードを持っているだけでステータスになったり、より多くの特典を受けられたりとメリットの多いカードです。
※プロパーカードとは
プロパーカードは、カード会社が独自に発行している正規のカード。
一方、提携カードとはカード会社と別の企業が提携して発行しているカードです。
アメリカンエキスプレスの一般カードであるアメックスグリーンのメリット8選は、以下の通りです。
- ステータスカードである
- 月会費制で気軽に始められる
- ANAマイルが貯まりやすい
- ポイント交換先商品が多い
- 最大5,000万円の国内外旅行保険が付帯
- 空港ラウンジが無料
- 独自のサービスが充実
アメックスグリーンは、世界でも有名なステータスカードです。
クレジットカードでは珍しい月会費制で、一度の出費が少なく気軽に始められます。
アメックスグリーンはANAマイルへの還元率が高く、旅行によく行く人におすすめ。
ポイントの交換先商品が豊富で、マイルやギフト券をはじめ日用雑貨まで500以上の商品から選べます。
アメックスグリーンは旅行保険が充実しているのも特徴で、最大5,000万円の国内外旅行保険付き。
国内28か所、海外1か所の空港ラウンジを無料で利用でき、リラックスした待ち時間を過ごせます。
アメックスグリーンはグリーンオファーズをはじめとした特典サービスが多数あり、様々な場面で特典を利用できます。
メリットに魅力を感じる人は、アメックスグリーンの発行を検討しましょう。
ステータスカードとして世界で有名なアメックスグリーン
アメリカンエキスプレスは世界でも有名なステータスカードで、社会的地位を証明できるブランドです。
一般的にクレジットカードのステータスは以下の基準で判断されます。
- カードのランク(一般、ゴールド、プラチナ、ブラック)
- ブランド(発行会社)
- 年会費の値段
- 特典の豪華さ
アメックスグリーンは一般カードなのでランクは高くありません。
しかし、アメリカンエキスプレスというブランドや年会費、特典の豪華さはゴールドカードに匹敵するほどで、立派なステータスカードです。
ステータスの高いカードを所有していると社会的信用度を証明でき、ビジネスや交友関係に役立ちます。
会社内や取引先との食事会で店の予約を任される人は、特に1枚持っておいて損はありません。
金銭状況や信用情報が良く、アメックスグリーンの審査に通るレベルの人だと思ってもらえる可能性が高いからです。
支払時にカードを出しても恥ずかしくなく、お店の敷居に見合ったカードで支払いができる人だと評価してもらえます。
外資系であるアメリカンエキスプレスの中では気軽に持てるので、初めてステータスカードを持つ人にぴったりです。
アメックスグリーンは月会費制で気軽に始められる
アメックスグリーンは月額1,100円の月会費制で、気軽に始められます。
以前は年会費13,200円でしたが、2022年9月に月会費制に変更されました。
クレジットカードの月会費制は珍しく、特にステータスカードで月会費制はアメックスグリーンしかありません。
年間の支払総額は13,200円で変わりませんが、1度に1年間分の会費を先払いするより、サブスク感覚で月々少しずつ支払う方が負担を感じにくい人も多いです。
使いこなせず解約したくなっても、「年会費分は使い切らなければ」と負担に感じず済みます。
1度に高額な出費をしたくないけれど、ステータスカードを持ちたい人はアメックスグリーンを選びましょう。
ANAマイルの還元率が高く旅行がお得になる
アメックスグリーンはANAマイルの交換が最大1.0%と高く、出張や旅行をお得にできます。
アメックスグリーンの通常のポイント還元率は1.0%です。
ポイントからANAマイルの交換レートは、通常1ポイント=0.5マイル(2,000ポイント→1,000マイル)。
年会費3,300円のメンバーシップ・リワード・プラスに加入すれば、1ポイント=1マイルの交換レートになります(1,000ポイント→1,000マイル)。
項目 | 通常 | メンバーシップリワードプラス |
---|---|---|
交換レート | 2,000ポイント→1,000マイル | 1,000ポイント→1,000マイル |
年間交換上限 | 40,000マイル | 40,000マイル |
ANAマイルへの交換は、年会費5,500円のメンバーシップ・リワードANAコースにも加入が必要です。
クレジットカードの月会費と別に合計8,800円の年会費がかかりますが、アメックスグリーンをメインカードとして使っていれば、簡単に元が取れます。
アメックスグリーンで毎月10万円決済したときのシミュレーション結果は、以下の通りです。
【アメックスグリーンを月10万円使用】
年間120万円 → ポイント還元率1.0% → 12,000ポイント → 12,000マイル
おおよそのマイルの価値
項目 | 価値 |
---|---|
国内線 | 1マイル=1.5円~ |
国際線 | 1マイル=3円~ |
ファーストクラス | 1マイル=7円~ |
平均的な価格として1マイル=2円で換算すると1年で24,000円分貯まり、年会費8,800円を差し引いてもお得です。
アメックスグリーンで月5万円以上決済する人なら、国内線を利用しても年会費の元を取れます。
【アメックスグリーンを月5万円使用】
年間60万円 → ポイント還元率1% → 6,000ポイント → 6,000マイル
1マイル=1.5円で換算すると1年で9,000円分貯まって、年会費8,800円を上回る計算です。
ポイント交換時にメンバーシップ リワード プラスに加入していればいいので、毎年年会費を払う必要はありません。
ポイントが貯まる数年に1度だけ交換して、すぐ退会すれば会費を節約できます。
数年に1回でも飛行機を利用する人は、アメックスグリーンがおすすめです。
一方、JALマイルの交換レートは1ポイント=0.4マイルと低めなので、マイルと交換するならANAを選びましょう。
ポイント交換先が多く自分が使いたい商品を選べる
アメックスグリーンはポイントの交換先商品が多いので、自分が欲しい商品を選べます。
航空会社型マイルの交換はもちろん、提携ホテルのポイントや商品券にも交換できます。
楽天ポイントやTポイントにも交換可能で、特定の経済圏でポイントを貯めている人にもおすすめ。
アメックスグリーンの月会費や、公共料金の支払いにも利用可能です。
月額3,300円のメンバーシップ リワード プラスに登録すれば、加盟店での利用でポイント還元率がアップしたり、ポイント交換レートの条件がよくなったりします。
交換レートは下記の通り。
出典:[アメリカンエキスプレス]
メンバーシップ リワード プラスに登録すればマイルへの交換以外の交換レートも上がるので、活用しましょう。
以下の対象加盟店で利用すると、100円=3ポイント貯まり非常にお得です。
出典:[アメリカンエキスプレス]
他のクレジットカードでは、ポイントは貯まっているのに欲しい商品がなく、仕方なく必要ない商品に交換した経験が筆者にもあります。
アメックスグリーンであれば欲しい商品が見つかりやすいので、どのような生活スタイルの人でも幅広く対応可能です。
最大5,000万円の国内外旅行保険が付いていて旅行も安心
アメックスグリーンは旅行保険が充実したクレジットカードで、最大5,000万円の国内外旅行保険が付いています。
一般的なゴールドカード並の補償内容で、カード会員の配偶者や一定範囲の親族も補償の対象になります。
海外旅行時の補償内容は以下の通り。
保険 | カード会員 | カード会員の親族 ※1 | 保険内容 |
---|---|---|---|
傷害死亡保険 | 5,000万円 | 1,000万円 | 事故による傷害時 |
傷害後遺障害保険金 | 5,000万円 | 1,000万円 | 事故による傷害時 |
傷害治療費用保険金 | 100万円 | 100万円 | 事故による傷害時 |
疾病治療費用保険金 | 100万円 | 100万円 | 病気による治療費 |
賠償責任保険金 | 3,000万円 | 3,000万円 | 他人に怪我をさせた、物を壊したなど |
救援者費用保険金 | 200万円 | 200万円 | 遭難などで、救援や家族の渡航が必要になったときなど |
携行品損害保険金 | 30万円 | 30万円 | 携行品を盗難、破損したときなど |
※1 カード会員の配偶者。または、生計を共にするの6親等以内の血族、3親等以内の姻族。
国内旅行時の補償は以下の通りです。
保険 | カード会員 | カード会員の親族 ※1 | 保険内容 |
---|---|---|---|
傷害死亡保険 | 5,000万円 | 1,000万円 | 事故による傷害時 |
傷害後遺障害保険金 | 5,000万円 | 1,000万円 | 事故による傷害時 |
※1 カード会員の配偶者。または、生計を共にするの6親等以内の血族、3親等以内の姻族。
特に海外時の補償内容が充実しており、出張や旅行が多い人に向いているクレジットカードです。
保険は自動で付帯されるわけでなく、旅行代金をアメックスグリーンで支払う必要があります。
より保険内容を手厚くしたい人は、保険が自動付帯されるクレジットカードも持参し、二重で保険をかける方法も検討しましょう。
空港ラウンジが無料でひと味違うリラックス時間を過ごせる
アメックスグリーンは国内28か所、海外1か所の空港ラウンジが無料で、空港の待ち時間をひと味違うリラックスタイムに変えてくれます。
利用するラウンジによって異なりますが、以下のサービスを受けられます。
- ゆったりとした空間
- フリードリング
- 電源コンセント
- 新聞雑誌類
- 化粧室
空港ラウンジのサービスは、一般的にゴールドカード以上に付帯される傾向です。
アメックスグリーンは一般カードであるもののステータスが高いカードなので、空港ラウンジのサービスが付いています。
日本国内のほとんどのラウンジを無料で利用でき、1時間以上待ち時間があるケースも多い空港で快適な時間を過ごしたい人にぴったりです。
無料のドリンクを飲み、スマホやタブレットを充電しながらフライトまでの時間をゆったりと過ごしたい人は、アメックスグリーンを利用しましょう。
アメックスグリーン独自のサービスが充実
アメックスグリーンは独自の多彩なサービスを展開しており、受けられるサービスの内容は以下の通りです。
サービス | 詳細 |
---|---|
グリーン オファーズ | アメックスグリーン限定のレストランやイベントなどの優待サービス |
プライオリティ パス | 会員制空港ラウンジの会員料金が無料 |
スマートフォン プロテクション | スマホの故障、水没などの修理補償 |
オンライン プロテクション | オンラインショッピングの不正利用金額を補償 |
リターン プロテクション | 返品できなかった商品の補償 |
アメリカン エキスプレス トラベル オンライン | アメリカンエキスプレスの旅行予約サービス |
グローバル ホットライン | 24時間通話無料の日本語サポート |
海外レンタルサービス | 海外用機器のレンタルが割引になるサービス |
空港パーキング優待サービス | 空港周辺のパーキングが割引になるサービス |
上記のように数多くのサービスが付帯されているクレジットカードは少なく、アメックスグリーンを持っていれば、様々な場面で特典を利用できます。
グリーン オファーズ
グリーン オファーズとは、アメックスグリーンにだけ付帯されているサービスで、レストランやイベントなどの優待を受けられます。
優待の種類は以下の通り。
ジャンル | 提供 | 特典 |
---|---|---|
ダイニング | 2 for 1 ダイニング by 招待日和 ‐グリーン・オファーズTM‐ | ・2名様以上で予約すると、 1名様分のコース料理代が無料 |
TRANSIT GENERAL OFFICE | ・レストランでのお食事が15%オフ | |
TRANSIT GENERAL OFFICE | ・お食事メニューご注文で、コーヒー1杯サービス | |
ライフスタイル | 映画・レジャー・旅行・グルメ等の「ベネフィット・ステーション」 | ・毎月100円相当のポイント贈呈 ・本要約サービスがセットで月額330円 |
オンラインフィットネス「トルチャ」 | ・新規入会で2ヶ月無料 ・3ヶ月以降も特別料金 |
|
箱に詰めて送るだけの宅配収納サービス 「サマリーポケット」 | ・新規ご登録で、24ヶ月間、1箱目の保管料が月額110円 ・3月25日~6月28日の間に新規ご登録&集荷完了で1箱目の保管料が最大6ヶ月間実質無料 |
|
メルセデス・ベンツのレンタカーサービス「メルセデス・ベンツ レント」 | ・100円利用ごとに5ポイント | |
ワインのオンラインショップ「エノテカ」 | ・エノテカ・オンラインで5%オフ | |
デリバリーやテイクアウトのフードアプリ「menu」 | ・menu新規登録で合計2,400円オフクーポン進呈 ・menu passのご利用で毎月300円クーポン進呈 |
|
ファッション | 人気スニーカー&トレカフリマアプリ「スニーカーダンク」 | ・新規ご登録で最大5,000円オフクーポン進呈 |
ハイブランドバッグのサブスクリプションサービス「ラクサス」 | ・新規ご登録で3ヶ月間月額料金が1,100円で利用できるラクサス割引ポイントをプレゼント | |
腕時計レンタルのサブスクリプションサービス「KARITOKE」 | ・新規ご登録で月額料金が初月80%オフ ・2~3ヶ月目50%オフで利用できる割引ポイントをプレゼント |
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ホテル | 次世代型ライフスタイルホテル「sequence」 | ・特別宿泊料金 ・早割でさらにお得 |
スキル | マンツーマンレッスンなどの英会話/語学学校「Berlitz」 | ・新規ご入学で受講料10%オフ |
デジタル | 世界中のユーザーから信頼されるサイバーセキュリティブランド「norton」 | ・ノートンセキュリティソフト対象商品を1年目特別価格でご提供 |
特典の詳細や利用方法は、アメリカンエキスプレスのWebページにログインすると確認できます。
映画やレジャーだけでなく、フィットネスサービスも特別価格で利用できます。
旅行やお出かけといった特別なとき以外にも、日常生活で割引を受けられるのがメリット。
充実した休日を過ごすサポートになってくれるので、日々の生活をアップグレードしたい人はアメックスグリーンを発行しましょう。
プライオリティ パスが無料
プライオリティ パスとは、148カ国、世界1,400か所以上の空港ラウンジを利用できる会員制サービスです。
通常、会費で99米ドルかかりますが、アメックスグリーンから申し込めば無料になります。
パス自体は無料ですが、ラウンジの利用料は有料(1回につき35米ドル)です。
公式ホームページからプライオリティ パスの申請をして自宅に到着するまで、4~6週間かかるので、利用したい人は余裕を持って申し込みましょう。
スマートフォン プロテクション
スマートフォン プロテクションとは、スマホの故障を年間3万円まで補償してくれるサービスです。
補償対象は以下の通り。
- 破損(画面割れを含む)
- 火災による破損
- 水漏れ
- 盗難
スマートフォン プロテクションを利用するには下記の条件があります。
- 直近3ヶ月間のスマホ利用料金をアメックスグリーンで支払っている
- 5,000円の免責金
- 本会員または家族会員のスマホ1台
- 購入後36ヶ月以内のスマホ
5,000円の免責金を支払う必要があり、購入後36ヶ月以内のスマホしか補償されないので、条件を確認しておきましょう。
スマホの補償サービスは月額300~1,000円前後するので、アメックスグリーンを所有しているだけで、スマホの補償が付くのはお得です。
旅行先でスマホが盗難にあったりしても、アメックスグリーンを持っていれば安心して新しいスマホを購入できます。
オンライン プロテクション
オンライン プロテクションとは、オンラインショッピングでの不正利用を全額補償してくれるサービスです。
第三者によるオンライン上での不正使用と判明した取引が、アメリカンエキスプレスが申請を受領した日から過去60日以内であれば、全額補償。
アメックスグリーンには不正使用検知システムがあり、24時間365日カードの利用状況をチェックし、不審な取引があれば本人に知らせが届きます。
本人認証サービスもあり、第三者の不正利用を未然に防ぐ工夫も実施。
昨今、「アカウントが乗っ取られて、数十万も購入された」といった詐欺被害も多く目にするようになりました。
クレジットカードの詐欺が怖い人や、通販を頻繁に使う人は、アメックスグリーンなら安心してオンラインショッピングを楽しめます。
リターン プロテクション
リターン プロテクションは、アメックスグリーンで購入した商品の返品ができなかったときに購入金額を補償してくれるサービスです。
例えば、家具や洋服のサイズが合わず、返品したいけれど店側が応じてくれなかったときに、商品が下記状態に当てはまればアメリカンエキスプレスが返金してくれます。
- 未使用かつ良好な状態
- 正常に機能する
- 梱包した状態で3辺(縦/横/高さ)の合計が200cm以内、かつ重さが30kg以内のもの
- 購入金額が5,000円以上
通販での買い物は失敗がつきもので、勢いで買ってサイズを間違えていたり、欲しかったものが届かなかったりといったトラブルも多いです。
通販会社の中には返品に応じてくれない店もあるので、アメックスグリーンで買い物をすれば、安心してショッピングを楽しめます。
グローバル ホットライン
アメックスグリーンは、海外で言葉が通じず困ったときに24時間通話無料のホットライン、またはコレクトコールを利用できます。
※コレクトコール
コレクトコールとは、通話料金を発信者ではなく着信者に負担してもらう通話方法。
グローバル ホットラインは主に下記の場面で利用可能です。
- 医療機関の紹介
- 緊急時
- ホテル予約
- レンタカー
- チケットなどの手続き
- カードやパスポートの紛失
外国語が苦手な人は、日本語が通じない海外は不安に思います。
特にトラブル時はパニックになってしまう可能性もあり、どのようなときでも言葉が通じる連絡先があると非常に安心です。
外国語が苦手な人は、積極的にアメックスグリーンを検討しましょう。
各国ごとの問い合わせは下記URLから確認してください。
アメリカン エキスプレス トラベル オンライン
アメリカン エキスプレス トラベル オンラインは、アメリカンエキスプレスの旅行予約サービスで、お得に旅行を予約できます。
ポイントが通常より2倍になったり、アメリカンエキスプレス会員だけのキャンペーンが開催されていたりします。
キャンペーンの例は以下の通りです。
- ホテル料金の割引
- 早めのチェックイン
- チェックアウト時間の延長
- 2名分まで朝食をサービス
電話旅行手配サービス「HIS アメリカン エキスプレス トラベル デスク」もあり、旅行の予定を組むのが苦手な人も安心です。
旅行好きにとって嬉しい特典ばかりなので、旅行に頻繁に行く人はアメリカン エキスプレス トラベル オンラインを利用しましょう。
海外レンタル優待サービス
海外レンタル優待サービスとは、海外であると助かるアイテムを優待価格でレンタルできるサービスです。
レンタルできるアイテムは以下の通り。
- 海外用ポケットWiFi
- 通訳デバイス(ポケトーク)
- 海外用携帯電話
日本用の通信機器は海外で使用できず、空港やホテルのフリーWiFiでしか通信できない人も多いです。
ポケットWiFiや携帯電話があれば、より便利で安心な旅行に早変わりします。
海外で使用できる機器を、別途用意する手間を省きたい人は、アメックスグリーンを活用しましょう。
空港パーキング優待サービス
アメックスグリーンには、空港周辺のパーキングが割引になるサービスも付いています。
空港に車で行くと駐車場に停めなければなりませんが、空港周辺の駐車料金は高め。
車の方が行き来は楽でも、駐車料金を考えて車移動を断念する人も多いです。
アメックスグリーンは、出発の2日前までに申請をして対象の駐車場を利用すれば、20~38%割引が付き非常にお得です。
対象の駐車場は以下の通り。
空港 | 対象駐車場 | 割引内容 |
---|---|---|
成田国際空港 | サンパーキング成田店 | 35%割引(除外期間あり) |
関西国際空港 | 安い関空駐車場/ | 20%割引 |
VIPカーデリバリーサービス | 20%割引 |
重い荷物などがあり空港まで車で行き来したい人は、アメックスグリーンでお得に駐車場を利用しましょう。
アメックスグリーンのデメリットは4つ
サービスとステータスの質が高いアメックスグリーンにも、以下4つのデメリットがあります。
- キャッシングができない
- 家族カードが有料
- 基本の還元率が高くない
- 加盟店が少ない
アメックスグリーンには一般的なクレジットカードに付いているキャッシング機能がなく、現金が必要な緊急時に対応できません。
家族カードが無料のクレジットカードが多い中、アメックスグリーンは月会費550円かかるので、家族で持つとお得感が半減してしまいます。
基本のポイント還元率は1.0%と低くはありませんが、交換するサービスによっては0.3%と低めです。
アメリカンエキスプレスはクレジットカードの国際5大ブランドの1つと言われていますが、他4社より加盟店が少ないのもデメリットです。
デメリットも確認して自分にとって許容できる範囲か、カバーする方法はあるか検討した上でアメックスグリーンを発行しましょう。
キャッシングができず現金が必要な緊急時に対応できない
アメックスグリーンはキャッシング機能がないので、現金が必要な緊急時には頼れません。
キャッシングとは、クレジットカードを持っているだけで一定金額の現金を借りて引き出せるサービス。
海外キャッシングできるカードでは、海外のATMでも現地の紙幣で借り入れできます。
クレジットカードが使えない店や、手持ちの現金がなくなって困ったときに便利な機能です。
楽天カード×アメリカン・エキスプレスなど、キャッシングに対応している提携カードはありますが、アメリカンエキスプレスのプロパーカードはすべてキャッシング非対応です。
緊急で現金が必要になる人は、別のクレジットカードも準備して対応しましょう。
合わせて発行するなら年会費無料のカードを選ぶと、負担なくキャッシングに備えられます。
家族カードが有料なため家族で持つには不向き
アメックスグリーンは家族カードの月会費が550円で、本会員の会費と合わせて月1,650円かかります。
家族カードの会費が無料のクレジットカードは多いので、アメックスグリーンは家族で持つには少し不向きなクレジットカードです。
家族カードを1枚発行すると、2人で年間19,800円の会費を払う計算。
とはいえ、一般的なステータスカードの年会費1枚分程度なので、ステータスカードを2枚持てると考えればお得とも言えます。
18歳以上なら子どもにも家族カードを発行できるので、補償やサービスが充実したカードを持たせたいときにも便利です。
海外留学やホームステイの予定があるときに限り、18歳未満の高校生にも家族カードを発行できます。
夫婦揃ってステータスカードを所有したい家庭や子どもにもサービスが充実したカードを持たせたい家庭は、アメックスグリーンの家族カードも選択肢の1つです。
基本の還元率が低く特定の交換先でしかお得にならない
アメックスグリーンは、メンバーシップ・リワードというポイントプログラムがあり、基本の還元率は1.0%です。
しかし、ポイントを交換する商品によっては1ポイント=0.3円で実質の還元率が0.3%となり、特定の交換先でしかお得にならない傾向があります。
例えば楽天ポイントに交換するなら、3,000ポイント=900ポイントなので、実質のポイント還元率は0.3%です。
税金や公共料金は200円で1ポイントしか付与されず、電子マネーへのオートチャージはポイント還元がないのもデメリット。
年会費が無料で還元率1.0%以上のクレジットカードは多くあるので、ポイント還元率の高さと汎用性を求めるならアメックスグリーンは不向きです。
しかし、アメックスグリーンは年会費3,300円のメンバーシップ リワード プラスに登録すれば、下記の特典が得られます。
- ポイントの有効期限が無期限
- 対象加盟店のポイント還元率が3%
- 海外利用のポイント還元率が3%
- 対象のポイント交換レートのUP
ポイント還元率が3.0%(100円=3ポイント)になる対象加盟店は以下の通り。
出典:[アメリカンエキスプレス]
ポイントの交換レートが上がるサービスは以下の通りです。
出典:[アメリカンエキスプレス]
とくに、ANAマイルへの交換は、実質のポイント還元率が容易に2.0%以上(1ポイント=1マイル=2円以上)になるので、ポイント還元率は高いと言えます。
アメックスグリーンを利用する際は、メンバーシップ リワード プラスを活用しましょう。
他社と比べると加盟店が少なく利便性で劣る
国際5大クレジットカードブランドと言われているアメリカンエキスプレスは、他社と比べると加盟店が少なく、利便性では若干劣ってしまいます。
※国際5大クレジットカードブランド
- Visa
- Mastercard
- JCB
- American Express
- Diners Club
VisaとMastercardは加盟店舗数が多く、クレジットカードが使える店舗ならほとんど対応しているブランドです。
JCBは日本発のブランドなので、国内に加盟店が多く、日本での使用ではほとんど困りません。
一方、富裕層向けのアメリカンエキスプレスは、加盟店舗がクレジットカード会社に払う手数料が高いため、加盟店舗数が若干少なめ。
しかしアメリカンエキスプレスも国際5大ブランドと言われるほどなので、加盟店舗数が極端に少ないわけではありません。
日本ではJCB加盟店で、アメリカンエキスプレスが使えるようになったので、私生活で「対応していなくて困る」可能性はほとんどなくなりました。
利便性において他社ブランドと大きな差はないと言えます。
日常生活で活用したいなら、普段利用する店舗でアメリカンエキスプレスが利用できるか確認しておきましょう。
アメックスグリーンがおすすめな人の特徴
アメックスグリーンがおすすめな人の特徴は、以下の3つです。
- ステータスカードを初めて持つ
- 将来的にアメックスゴールドやプラチナを持ちたい
- 旅行が多い
ステータスカードを初めて持つ人は、月会費で支払いやすく審査も厳しくないアメックスグリーンが向いています。
将来的にアメリカンエキスプレスの上位カードを持ちたい人も、まずはアメックスグリーンからスタートして信用を得ましょう。
アメックスグリーンは旅行関係のサービスが充実しているので、旅行が多い人も恩恵を受けやすくなります。
年会費さえ負担に感じないなら、20代でも気軽に持てる便利なカードです。
生活ランクを1つ上げたい人は、アメックスグリーンに申し込んでみましょう。
ステータスカードを初めて持つ人はアメックスグリーンなら気軽に始められる
ステータスカードを初めて持つ人は、アメックスグリーンが向いています。
アメックスグリーンはステータスカードとはいえ一般カードなので、ステータスカードを初めて持つ人でも、比較的審査に通りやすいです。
月会費制のためサブスク感覚で会費を支払えるので、一度に払う会費の負担が少なく気軽に始められます。
ステータスカードの多くは、申し込み時に5,000~30,000円程度の年会費がかかり負担が大きいです。
アメックスグリーンなら年間の支払総額は13,200円ですが、月々1,100円の支払いでスタートでき、負担が少なく始められます。
将来的にアメックスゴールドやプラチナを持ちたい人は審査に通りやすい
将来的にアメリカンエキスプレスのゴールドやプラチナカードを持ちたい人は、アメックスグリーンからスタートするのがおすすめ。
アメリカンエキスプレスでの利用実績がないまま、ゴールドやプラチナカードに申し込みしても審査に通りにくいためです。
アメックスグリーンなら一般カードなので比較的審査に通りやすく、初めての発行にぴったり。
アメックスグリーンで健全な実績を積み重ねていけば、信用度が上がり、ゴールドカードの審査も通りやすくなります。
アメックスグリーンで信用度を上げるコツは、以下の通りです。
- 毎月継続して利用する
- 支払いを延滞しない
アメックスグリーンを毎月使い、利用代金と月会費を払い続けられるだけの余裕があると判断されれば、上位カードの審査に通りやすくなる傾向です。
アメリカンエキスプレスのゴールドやプラチナカードともなると、ステータスがさらに上がり、社会的信用度の証明になります。
デザインもかっこよく特別感があり、プロパーカードならではのラグジュアリーさも感じられます。
将来的にアメリカンエキスプレスの上位カードを持ちたい人は、アメックスグリーンを申し込みましょう。
アメックスグリーンとゴールドとの違いは年会費と付帯サービス
アメックスグリーンからアメックスゴールドに変わると、年会費制になり付帯サービスがより豪華になります。
アメックスグリーンとゴールドの違いは以下の通りです。
内容 | アメックスグリーン | アメックスゴールド |
---|---|---|
ランク | 一般 | ゴールド |
年会費 | 月会費1,100円(年間13,200円) | 31,900円 |
還元率 | 1.0% | 1.0% |
家族カード年会費 | 月会費550円(年間6,600円) | 無料(2枚目以降13,200円) |
ETCカード | 無料(発行手数料935円) | 無料(発行手数料935円) |
利用限度額 | 一律の上限なし | 一律の上限なし |
旅行傷害保険 | 国内外最大5,000万円(利用付帯) | 海外:最大1億円国内:最大5,000万円 |
スマートフォン プロテクション(スマホの補償) | 最大3万円 | 最大5万円 |
空港ラウンジ | 本人のみ無料 | 同伴者1名まで無料 |
アメックスゴールドになると月会費制から年会費制に変わり、年会費39,600円になります。
サービス内容が向上し、海外旅行損害保険は上限が2倍。
スマホの補償額が上がる、空港ラウンジを同伴者も利用できるなど、特典も手厚く豪華になります。
会費は3倍になりますが、それを超える特典やサービスが付いてくるのがアメックスゴールドです。
手厚い補償と特典が欲しい人や、アメリカンエキスプレスの世界をより味わいたい人は、アメックスグリーンで信用を得てアメックスゴールドの発行を目指しましょう。
旅行が多い人はアメックスグリーンのメリットを受けやすい
旅行をする機会が多い人は、アメックスグリーンの特典を享受しやすく、アメックスグリーンを持つメリットが大きいです。
アメックスグリーンの旅行関係のメリットは以下の通り。
- ANAマイルが貯まりやすい
- 空港ラウンジが無料
- 旅行損害保険が充実
- 24時間通話無料の日本語ホットライン
- アメリカン エキスプレス トラベル オンラインからの予約が便利
- 海外用Wifiや海外用携帯電話のレンタル割引
- 空港の対象パーキングの割引
アメックスグリーンのメンバーシップ リワード プラス(年会費3,300円)に加入すれば、ANAマイルを1ポイント=1マイルで交換ができます。
アメックスグリーンをメインカードとして使っていれば、数年に1度は飛行機代が無料になる人も多いです。
国内28か所とハワイの空港1か所のラウンジを無料で利用できるため、飛行機の利用回数が多い人ほどお得です。
アメックスグリーンで旅行代金を払えば、最大5,000万円の国内外旅行損害保険が付くので、万が一の対処もできます。
他にも、24時間のホットラインや割引サービスが多数あるので、旅行が好きな人はぜひアメックスグリーンを利用しましょう。
アメックスグリーンの申込条件と申込方法
アメックスグリーンの申し込みに必要な条件は以下通りです。
- 20歳以上
- 日本国内に定住所がある
- 日本で安定した収入がある(アルバイト不可)
細かい審査基準は公表されていませんが、最低限上記の条件を満たしているか確認しましょう。
アルバイトは申し込めない点を踏まえると、年収が400万円程度必要と予想できます。
令和4年度の正社員の平均給与は以下の通りです。
性別 平均給与 男性 584万円程度 女性 407万円程度 合計 523万円程度
女性の平均給与を元にすると、年収400万円程度からアメックスグリーンを保有できると考えられます。
アメックスグリーンの申込方法は以下の3通りです。
- Web
- 郵送
- 店舗
カードの到着までは1~3週間程度です。
Webまたは郵送で申し込みすると、カードは本人限定受取郵便(特定事項伝達型)で届きます。
本人限定受取郵便の受け取りには、顔写真付きの身分証明が必要なので、免許証やマイナンバーカードを準備しておきましょう。
申込方法は手続きが簡単で審査も早いWebがおすすめ
アメックスグリーンの申込は、手続きが簡単で審査も早いWebがおすすめです。
アメックスグリーンのWeb申込の審査は、最短60秒と早く、すぐに審査結果がわかります。
公式サイトの申し込みページを開き、本人情報や勤務先情報を入力すると、審査が始まります。
Webから必要事項の入力をすれば、時間や場所に縛られず忙しい人にも便利です。
店舗での申し込みはスタッフに質問しながら申し込みを進められるので、手続きが不安な人には向いていますが、店舗に出向かなければならず隙間時間にできないのが難点。
スマートフォンの操作をスムーズにできる人は、隙間時間にできて審査も早いWebで申し込みましょう。
最大35,000ポイント獲得できるキャンペーンを開催中
現在アメックスグリーンでは、月会費初月無料と最大35,000ポイントを獲得できるキャンペーンを開催しています。
キャンペーンで得られる特典の詳細は以下の通り。
項目 | 詳細 |
---|---|
月会費初月無料 | 1,100円 |
ご入会後8ヶ月以内に対象加盟店でのカードご利用1,000円ごとに150ボーナスポイント | 上限15,000ポイント |
ご入会後3ヶ月以内に合計20万円のカードご利用で | 5,000ポイント |
ご入会後6ヶ月以内に合計50万円のカードご利用で | 15,000ポイント |
※入会特典のポイントは、メンバーシップ・リワードのポイント(アメリカンエキスプレスのポイント)です。
メインカードとして利用していれば、無理なく達成できるボーナスばかりです。
ステータスもサービスも優れているアメックスグリーンを、さらにお得に申し込めるチャンスなので、ぜひ公式ホームページから申し込んでください。
※キャンペーン情報は、2024年5月末時点の情報です。