アメックスゴールドプリファードを持つメリットは？豪華特典の詳細と注意したいデメリットも紹介

アメックスゴールドは、高いステータス性と豪華な付帯特典がメリットのカードです。

2024年2月に従来のゴールドカードに代わり、アメックスゴールドプリファードが新たに加わりました。

アメックスゴールドプリファードはカードがメタル製になり、ラグジュアリー感が増しています。

アメックスゴールドプリファードはメリットが多い反面、すべての人に合うカードではありません。

本記事ではアメックスゴールドプリファードが自分に合うか判断できるよう、以下の項目を検証しています。

• アメックスゴールドプリファードの基本情報
• アメックスゴールドプリファードの8つのメリットと3つのデメリット
• 他のアメックスゴールドと特典や基本スペックを比較

アメックスゴールドプリファードは高い年会費を払って持つ意味があるのか、基本情報からメリット・デメリットまで紹介します。

他のアメックスゴールドとも比較し、どのカードを選ぶべきなのかも解説するので、悩んでいる人は参考にしてください。

アメックスゴールドプリファードはメリット豊富でハイステータスなメタル製カード

アメックスゴールドプリファードは、高いステータス性と豊富な特典がメリットです。

2024年2月に従来のゴールドカードは新規入会受付を終了し、ゴールドプリファードが誕生しました。

サービス面でゴールドカードと大きく異なるのは以下の3点です。

• 重厚なメタル製カード
• 無料ペア宿泊券とトラベルクーポンの継続特典
• メンバーシップ・リワード・プラスに無料で自動加入

ゴールドカードの券面がプラスチック製だったのに対し、ゴールドプリファードは重厚感のあるメタル製です。

一流ホテルのペア宿泊券とトラベルクーポン10,000円分の継続特典は、トラベル系サービスに強いアメックスならではの豪華特典。

メンバーシップ・リワード・プラスは、ゴールドカードで入会すると年会費が3,300円だったところ、ゴールド・プリファードは無料です。

自動加入で還元率が上がり、よりポイントを貯めやすくなりました。

アメックスゴールドプリファードの基本情報や、豪華な入会キャンペーンをチェックして、自分に必要か確認しましょう。

アメックスゴールドプリファードの基本情報と特典一覧

アメックスゴールドプリファードの基本情報と特典は以下の通りです。

アメックスゴールドプリファードの基本情報

項目	詳細
公式サイト	https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/gold-preferred-card/
年会費	本会員：39,600円 家族カード：2枚まで無料 ※3枚目以降19,800円
基本還元率	1.0％（100円につき1ポイント）
決済方法	タッチ決済、Apple pay
券面の素材	メタル製のみ

基本還元率は、メンバーシップ・リワード・プラスに自動加入のため1.0％と高還元です。

メンバーシップ・リワード・プラスはオプションプログラムで、加入すると以下の特典があります。

• ポイントの有効期限が無期限になる
• ポイントの移行レートが高くなる
• 無料のオプションプログラムに登録できる

ポイントの有効期限が無効になれば、期限を気にせずポイントを貯められます。

無料のオプションプログラムに登録すると、対象のサービス利用で3倍のポイントを獲得可能です。

「メタル製カードは店頭で使えるシーンが限られるのでは？」と思われがちですが、タッチ決済やApple payにも対応しています。

ハイステータスカードとあって年会費は39,600円と高めでも、特典を活用できれば年会費以上にお得です。

アメックスゴールドプリファードの特典一覧

ジャンル	特典	詳細
継続特典	「フリー・ステイ・ギフト」無料宿泊券	年間200万円以上の利用で1泊2名分無料
	「アメリカン・エキスプレス・トラベルオンライン」トラベルクレジット	ホテル予約に利用できる10,000円分クーポン
旅行・宿泊	ザ・ホテル・コレクション	2連泊以上の予約で割引やグレードアップ特典あり
	Seibu Prince Global Rewardsの「ゴールドメンバー」に無条件で登録可能	レイトチェックアウトや優先チェックインなどの特典あり
	予約サイト優待	HIS、Expedia、一休.com、アップルワールド.comなどの予約サイトで優待特典あり
空港サービス	プライオリティ・パス	国内外1,400ヶ所以上の空港ラウンジを年2回まで無料利用可能
	手荷物無料宅配サービス	海外旅行時に自宅から空港間でスーツケースまたはゴルフバック1個を無料配送
	無料ポーターサービス	空港内で専任スタッフが荷物を運んでくれるサービス
	空港クロークサービス	手荷物を2つまで無料預かり
レストラン・グルメ	ゴールド・ダイニング by 招待日和	所定のレストランのコースメニューで、2人以上利用時1人分のコース料金が無料
	ダイニング予約サービス「ポケットコンシェルジュ」	レストランの予約・決済で毎回20％・年間10,000円までキャッシュバック
	ホテルダイニング特典	ホテルのダイニングで最大20％オフ
	レストラン15%割引特典	対象レストランで15％オフ
	スターバックス カード　オンライン入金20％キャッシュバック	オンライン入金で毎回20% 、年間5,000円までキャッシュバック

アメックスゴールドプリファードの特典は、レストラン・ダイニングの利用で割引やキャッシュバックを受けられるものが多いです。

日常利用でお得というよりは、旅行や食事でよりラグジュアリーな体験をできる内容が豊富に取り揃えられています。

アメックスゴールドプリファードの保険・補償

項目	詳細
旅行保険	補償額最大1億円（国内旅行は最大5,000万円）
乗継遅延、出航遅延、欠航、搭乗不能費用補償	1回につき最大2万円
スマートフォン・プロテクション	スマートフォンの修理代金を1回5,000円、年間5万円まで補償
ショッピング・プロテクション	購入した商品が破損や盗難などで損害を受けたとき、年間500万円まで補償
オンライン・プロテクション	過去60日以内の不正利用を補償
リターン・プロテクション	商品の返品を受け付けてもらえないときに購入金額を補償
キャンセル・プロテクション	イベントや旅行がキャンセルとなってしまったとき、事由により3万～10万円を補償

アメックスゴールドプリファードは保険・補償も充実しており、安心して旅行や買い物を楽しめます。

特にリターン・プロテクションやキャンセル・プロテクションは、ハイステータスカードならではの手厚い補償です。

特典や補償を重視してクレジットカードを選ぶなら、アメックスゴールドプリファードを発行しましょう。

入会キャンペーン利用で年会費3年分相当のポイントを獲得可能

アメックスゴールドプリファードは、入会後一定の条件をクリアすると年会費3年分相当のポイントを獲得できるキャンペーンがあります。

合計で10万ポイント以上となるため、積極的にカード決済を増やして獲得条件をクリアしましょう。

入会キャンペーンのポイント獲得条件

獲得条件	付与ポイント
入会後3ヶ月以内に合計50万円以上利用	20,000ポイント
入会後6ヶ月以内に合計100万円以上利用	80,000ポイント
入会後6ヶ月以内にアメリカン・エキスプレス・トラベル オンラインで合計50,000円以上利用	10,000ポイント

1ヶ月につき17万円程度の利用を6ヶ月続けると、通常のポイント還元10,000ポイントも加えて合計11万ポイント獲得できます。

利用額のうち、トラベルオンラインでの予約も含んでいるとさらに10,000ポイント追加で獲得可能です。

トラベルオンラインとは、アメックス会員向けの旅行予約サイト。

旅行の予約や航空券の購入など、金額が大きくなりやすい決済も含めて条件達成を目指しましょう。

アメックスゴールドプリファードには8つもメリットがある

アメックスゴールドプリファードならではのメリットは、特典や補償面を中心に8つあります。

• 旅行・宿泊関連の豪華特典
• キャッシュバックや割引が豊富なレストラン特典
• 充実の海外旅行保険
• 買い物に関する3つのプロテクション
• 急なキャンセルにも補償がある
• プライオリティ・パス無料付帯
• より豪華になった継続特典
• メンバーシップ・リワード・プラス無料加入

旅行やレストランの特典は、意識して使わなければメリットを発揮できません。

旅行のときは充実した海外旅行保険が付帯しているため、万が一のときにも費用面を気にせず落ち着いて行動できます。

日常利用では、買い物に関する3つのプロテクションが安心感をプラス。

継続特典や、最大で還元率3％も可能なメンバーシップ・リワード・プラス無料加入でお得感も大きいです。

メリットに魅力を感じる人は、アメックスゴールドプリファードの発行を検討しましょう。

旅行や宿泊に関する特典が多く内容も豪華

アメックスゴールドプリファードは、宿泊予約での割引や客室アップグレードといった豊富な特典を用意しています。

カード決済するだけでは特典が適用されないため、予約段階から決まった手順で利用手続きを進めましょう。

旅行・宿泊関連の特典は主に3つあります。

• ザ・ホテル・コレクション
• Seibu Prince Global Rewardsの「ゴールドメンバー」に無条件登録
• 提携の予約サイト優待

旅行先や目的に合わせて、特典を活用しましょう。

ザ・ホテル・コレクション

ザ・ホテル・コレクションは、国内外600を超えるホテルやリゾートで2連泊以上予約をすると優待が受けられます。

優待の内容は以下の通りです。

• チェックアウト時、館内施設利用代金から100米ドル相当オフ
• 空室状況により部屋をアップグレード
• 予約時に決済でポイント還元率2.0％

100米ドル相当は、日本円に換算して約15,000円と大きな割引です。

部屋のアップグレードは空室状況次第ですが、追加料金は発生しません。

ポイント付与率も高くなり、通常100円につき1ポイントのところ、追加でボーナスポイントも1ポイント付与されます。

例えば、予約時10万円決済していれば2,000ポイントも獲得可能です。

Seibu Prince Global Rewardsの「ゴールドメンバー」

アメックスゴールドプリファードを持っていると、西武プリンスホテルズ&リゾーツで様々な優待が受けられる「ゴールドメンバー」に無条件で登録できます。

通常ゴールドメンバーに登録するには、一定の利用実績がなければいけません。

ゴールドプリファードの特典では、レイトチェックアウトや優先チェックインのほか、誕生月のプチギフトサービスも受けられます。

各旅行予約サイトでの優待や割引特典

ゴールドプリファードを持っていると、アメリカン・エキスプレス・トラベル オンラインのみではなく、提携の予約サイトでも割引特典があります。

旅先や状況に応じて使い分けて、特典をフル活用しましょう。

予約サイト	特典
アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン	・ポイント還元率2.0％ ・支払いにポイント充当可能
HIS アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク	・出発から帰国までコンサルティング ・ツアーの提案、手配
Expedia	・国内外ホテル宿泊料金8％オフ ・国内外ツアー料金3,750円オフ（決済額15万円以上の場合）
一休.com	毎月先着100人に3,000円オフクーポンプレゼント
アップルワールド.com	ホテル宿泊料金5％オフ

例えばアメリカン・エキスプレス・トラベル オンラインでは、国内やホノルル、シンガポールなどへの旅行を手配可能です。

宿泊先や利用目的によって適した予約サイトは異なります。

Expediaはホテルの割引率が高いサイトなので、家族や友人グループと言った大人数の旅行や、連泊する旅行に向いています。

ビジネスホテルの予約なら、3,000円オフクーポンをもらえる一休.comがおすすめ。

海外旅行に行くとき手厚いサポートを受けたいなら、HIS アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスクを利用しましょう。

ハイランクなレストランのコースメニューが1人分無料で利用できる

「ゴールド・ダイニング by 招待日和」の特典を利用すると、アメックス厳選レストランでのコースメニューが1人分無料で利用できます。

ゴールド・ダイニング by 招待日和の特典利用条件

• 対象レストランにて大人2人以上でコースメニューを予約
• 1店舗につき半年に1回

対象レストランは国内とシンガポールに約250店舗あり、特別感のある食事がお得に楽しめます。

グリーンカードの対象レストランは国内約100店舗ほどなので、ゴールドプリファードにランクアップすると対象レストランの数は2倍以上です。

お気に入りのレストランを見つけたり、旅先での楽しみにしたりとアメックスゴールドならではの割引を活用しましょう。

ポケットコンシェルジュのダイニング予約で20％オフの特典もある

ポケットコンシェルジュからダイニングの予約をすると、20％キャッシュバック（年間1万円まで）が受けられます。

話題の若手シェフが手がけるレストランや隠れた名店を、オンラインだけで予約を完結できるのも嬉しいポイント。

予約可能な店舗は全国に800以上あり、東京や大阪など大都市圏以外でもアメックス厳選のレストラン・料亭が選べます。

記念日向け、接待・会食向けなど目的に合わせて選べるので、特別な日の食事先選びにも活用可能です。

食べログやホットペッパーといった、一般的なグルメサイトでは予約できないお店も利用できる可能性があります。

ワンランク上の食事先を用意すれば、仕事の評価にも繋がるかもしれません。

20%キャッシュバックを活用しながら、目的に合わせた特別な名店を利用しましょう。

海外旅行保険は補償金額が高く航空機遅延特約も付いている

アメックスの海外旅行保険は最高1億円と補償が手厚く、航空機遅延特約も付いているため安心感があります。

保険金支払い対象	保険金額
傷害死亡・傷害後遺障害	1億円
傷害治療	300万円
疾病治療	300万円
賠償責任	4,000万円
救援者費用	400万円
携行品損害	50万円
乗継遅延、出航遅延、欠航、搭乗不能費用	1回につき最高2万円
手荷物遅延	1回につき最高2万円
手荷物紛失	1回につき最高4万円

例えば、宿泊先ホテルの備品を汚損・破損してしまったときは、賠償責任保険金として最高4,000万円まで補償されます。

海外旅行時にトラブルが起きたら、日本語で24時間連絡・相談できるオーバーシーズ・アシストが利用可能です。

カード払いが可能な医療機関を紹介してくれるなど、状況に合わせたサポートが受けられます。

ゴールドプリファードでは保険・補償がすべて利用付帯となるため、旅行代金は必ずカードで決済しましょう。

ゴールドプリファードによる決済以外の方法で旅行代金を支払うと、保険や補償の対象になりません。

3つのプロテクションが普段の買い物に安心と安全をプラス

アメックスゴールドプリファードには、安心して買い物ができる3つのプロテクション（補償）があります。

• ショッピング・プロテクション
• オンライン・プロテクション
• リターン・プロテクション

破損や不正利用の補償に加え、購入した商品の返品を受け付けてもらえないときの補償もあるのが大きな特徴です。

旅行先での買い物はもちろん、日常のネットショッピングもより大きな安心感を持って利用できます。

3つのプロテクションの内容

プロテクション名	補償の対象	補償金額
ショッピング	・破損や盗難などによる損害 ・購入日から90日以内	年間500万円まで ※1事故につき自己負担金1万円
オンライン	・紛失や盗難、カード情報の漏えいによる不正利用 ・届出日から60日以内	不正利用された金額
リターン	購入店が商品の返品を受け付けないとき（購入金額5,000円以上）	商品の購入金額

ショッピング・プロテクションのみ1事故1万円の自己負担と年間500万円までの制限があるものの、オンラインやリターンプロテクションは全額補償です。

購入後3年以内のスマホを破損してしまったら、上限5万円の補償が出るスマートフォン・プロテクションもあります。

補償を受けるには、決められた期間内に届け出なければいけません。

商品購入後に予期せぬトラブルにあったときは、早めに専用電話番号に問い合わせて少しでも金銭的なダメージを減らしましょう。

イベントや旅行に行けなくなったときのキャンセル費用補償がある

家族の急病や急な仕事で旅行がキャンセルになったときにも、キャンセル料の補償があります。

旅行やレストラン特典が豊富なアメックスならではの補償で、補償金額はキャンセル事由により最高で3万円から10万円です。

キャンセル・プロテクションの内容

キャンセル事由	補償金額（最高）
本会員、または1親等以内の親族の病気・ケガによる入院、死亡	最高10万円
本会員や配偶者、子どもがケガで通院	最高3万円
本会員や家族会員の社命出張	年間10万円

自己負担額は1,000円またはキャンセル料金の10％相当のいずれか高い方です。

例えば費用5万円のホテル宿泊をキャンセルし、50％のキャンセル料金を請求されたら、自己負担額は2,500円となります。

残りの部分はキャンセル事由ごとの補償金額内で補償されるため、金銭的ダメージは軽いです。

旅行の機会が多い人は、万が一のキャンセルに備えてアメックスゴールドプリファードを発行すると安心感があります。

プライオリティ・パス付帯で年2回まで対象の空港ラウンジが無料

アメックスゴールドプリファードには、世界中の空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パスも無料で付帯します。

プライオリティ・パスの個別会員になるには本来1万円以上の年会費が必要なため、空港ラウンジを利用したい人にとってはお得です。

無料利用は年2回までと制限はあるものの、フライトまでの時間をゆったり過ごせます。

国内28ヶ所とハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港にあるアメックスの空港ラウンジは、利用回数に制限がありません。

家族カード会員もプライオリティ・パスを年会費無料で持てる

アメックスゴールドプリファードのプライオリティ・パスは、家族カード会員にも同じ内容の特典が付帯します。

家族カードは2枚まで無料で発行できるため、年会費無料でプライオリティ・パスが利用可能です。

家族会員でない同伴者は、1回の利用につき35米ドルの安くはない料金が発生します。

家族で海外の空港ラウンジを利用したい人は、家族カードも上手に活用しましょう。

継続特典で年会費に相当するプレゼントをゲットできる可能性あり

アメックスゴールドプリファードには継続特典が2つあり、両方受け取れると年会費相当の金額に達する可能性もあります。

継続特典は従来のゴールドカードよりも旅行に特化し、より豪華な内容に変更されました。

券種	継続特典の内容
ゴールドプリファード	・10,000円分のトラベルクーポン ・1年間で200万円以上利用した人限定のペア無料宿泊券
ゴールド（申込受付終了）	・スターバックスドリンクチケット3,000円分 ・国内対象ホテルに2泊以上宿泊するときに使える15,000円クーポン

トラベルクーポンはより使いやすくなり、利用金額の条件をクリアすると厳選ホテルのペア宿泊券を無料プレゼントされるのが特徴です。

毎月20万円以上クレジットカードで決済する人は、ペア無料宿泊券をもらえます。

2人分の宿泊券だけでほぼ年会費分を回収できるので、200万円以上の利用が見込める人は損せずカードを活用できます。

特典を有効活用して、実質年会費の負担なしにアメックスゴールドプリファードを維持しましょう。

継続するだけで毎年10,000円分のトラベルクーポンプレゼント

アメックスゴールドプリファードのカード契約を継続するだけで、特典として毎年10,000円分のトラベルクーポンを獲得可能です。

クーポンは年会費を支払った約2ヶ月後に進呈され、アメックストラベルオンラインで1回2万円以上のホテル予約に利用できます。

行き先や宿泊数の縛りはないため利用シーンが幅広く、使わないまま期限切れする心配はほぼありません。

年に1回でも出張や旅行でホテルを予約する機会がある人は、実質年会費が10,000円分キャッシュバックされます。

宿泊時の出費を抑えられるのも、アメックスゴールド・プリファードの大きなメリットです。

年に200万円以上利用で国内ホテルの無料宿泊券2人分プレゼント

1年間にアメックスゴールドプリファードを200万円以上利用すると、国内ホテルに無料で宿泊できる「フリー・ステイ・ギフト」が進呈されます。

対象のホテルは全国にあり、厳選された有名ホテルに宿泊可能です。

宿泊可能なホテル系列

• 西武プリンスホテルズ&リゾーツ
• ウェスティンホテル
• マリオットホテル
• ホテルオークラ
• ハイアット
• ホテルニューオータニ
• ザ ロイヤルパークホテル

連泊するなら、2泊目は5,000円分のホテルクレジットもプレゼントされます。

高めの年会費を大きくカバーできる特典なので、積極的にカードを利用して年間200万円以上を目指しましょう。

還元率が最大3.0％になるメンバーシップ・リワード・プラスに無料で自動加入

アメックスゴールドプリファードを持っていると、ポイント還元率が最大3.0％まで上がるメンバーシップ・リワード・プラスに無料で自動加入できます。

メンバーシップ・リワード・プラスは、グリーンカードや従来のゴールドカードでは年会費3,300円のオプションです。

メンバーシップ・リワード・プラスに加入するとポイント還元率が上がるだけでなく、マイルへの移行レートもアップします。

メンバーシップ・リワード・プラスの内容

項目	メンバーシップ・リワード・プラス加入	未加入
基本還元率	1.0％	0.5％
ボーナスポイントプログラム対象店 ・Amazon ・Yahoo!ショッピング ・ヨドバシカメラ ・JALなど	3.0％	0.5％
ANAマイル移行	1,000ポイント→1,000マイル	2,000ポイント→1,000マイル
JALマイル移行	2,500ポイント→1,000マイル	3,000ポイント→1,000マイル
その他航空会社マイル移行	1,250ポイント→1,000マイル	2,000ポイント→1,000マイル

特にお得なのが、ボーナスポイントプログラム対象店での買い物とANAマイルへの移行です。

AmazonやYahoo!ショッピングでの買い物は、未加入時と比べて6倍もポイントが貯まります。

ANAマイルへの移行は、他社クレジットカードのポイントでは交換率0.5倍が一般的です。

1,000ポイントをマイルに交換すると、500マイルになるケースがほとんど。

1,000ポイントをそのまま1,000マイルに移行できるのは珍しいため、マイルを貯めている人は積極的に交換しましょう。

アメックスゴールドのデメリットは年会費の高さと利便性に欠ける点

豊富な特典がメリットのアメックスゴールドですが、コスパを重視したい人や、利用シーンを限られたくない人にはデメリットが大きく感じられます。

アメックスゴールドプリファードのデメリットは、以下の3点です。

• 年会費は他のゴールドカードと比べて高い
• キャッシング機能がない
• 決済ブランドとしては少々弱い

固定費を抑えたい人にとって、約4万円の年会費は決して安くありません。

アメックスゴールドプリファードにはキャッシング機能が付けられないため、海外で現地通貨を引き出したいときは別のカードが必要です。

決済ブランドとしての普及率にはやや課題があり、小規模な店舗では決済できない可能性があります。

デメリットよりも補償や特典のメリットが上回ると感じる人は、アメックスゴールドプリファードを発行しましょう。

年会費は39,600円とコスパ重視派には高額

アメックスゴールドプリファードの年会費は39,600円で、継続や利用金額による年会費の割引もありません。

他社のハイステータスカードと比べて決して安くはなく、旅行やレストラン特典をほとんど利用しない人にとってはメリットが少ないです。

他社ハイステータスとの年会費比較

クレジットカード名	年会費	特徴
アメックスゴールドプリファードカード	39,600円	旅行・グルメ特典が豊富
JCBプラチナ	27,500円	プライオリティ・パス無料付帯
三井住友カード プラチナプリファード	33,000円	入会から3ヶ月後までに税込40万円以上の利用で40,000ポイントプレゼント
ダイナースクラブカード	24,200円	コース料理1名分無料のエグゼクティブ ダイニング

JCBプラチナなら、回数制限なくプライオリティ・パスで対象の空港ラウンジを利用できます。

三井住友カード プラチナリファードはポイント特典が多く、アメックスゴールドよりも達成条件が低めです。

アメックスゴールドプリファードで入会特典を受けるなら、入会後3ヶ月以内に合計50万円以上利用する必要があり、受け取れるポイントも20,000ポイントと少なめ。

ダイナースクラブカードはグルメ優待が豊富で、アメックスと同様にコース料理1名分無料となる特典があります。

重視したい特典や機能が他のカードにもある人は、細かい内容をよく比較しましょう。

キャッシング機能がないから海外で現地通貨が引き出せない

アメリカン・エキスプレスが発行するアメックスプロパーカードは、どれを選んでもキャッシング機能がありません。

プロパーカードとは、国際ブランドが直接発行するクレジットカードを言います。

キャッシング機能は、お金を借りるだけでなく海外で現地通貨を引き出すのに便利です。

アメックスカードしか持たずに海外に行くと、空港の両替所など手数料の高いところで現地通貨に両替する必要があります。

日本で発行されるクレジットカードの大半は、ショッピングと現地通貨キャッシングのどちらも利用可能です。

ショッピング機能のみのアメックスカードは、やや利便性に劣ると言えます。

負担なくデメリットを補うには、キャッシングができる年会費無料のカードと2枚持ちしましょう。

決済ブランドとしてはシェア率が低く使えない店舗もある

アメリカン・エキスプレスは、ステータス性は高いものの、決済ブランドとしてのシェア率は低めです。

小規模店では、VISAやMastercardにしか加盟していないケースが多くあります。

アメックスカード1枚だけでは不安が残るため、慣れない土地に行くときはもう1枚別ブランドのカードを持って行くと安心です。

JCB加盟店舗で利用できるため日本ではさほど困らない

アメリカン・エキスプレスはJCBと提携しているため、JCB加盟店舗なら決済可能です。

JCB加盟店は日本国内に多くあるため、日本でアメックスゴールドプリファードを使うならさほど不便さは感じません。

アメックスゴールドプリファードはタッチ決済に対応しているため、読み取り機に通らない心配も少ないです。

Apple payにカードを登録すると国内外問わず使える範囲が広くなる

アメックスゴールドプリファードは、Apple payに登録するとスマホのタッチ決済に対応している店舗で利用できます。

Apple payは海外でも利用でき、使える範囲は格段に広くなって便利です。

アメックスカードをメインで使いたい人は、Apple Payにカードを登録して利便性を高めましょう。

提携ブランドや他のアメックスゴールドとの違いを比較

アメックスゴールドは提携ブランドからも発行されており、年会費や特典がプロパーカードと大きく異なります。

提携ブランドから発行されているアメックスゴールドは、以下の2種類です。

• ANAアメックスゴールド
• セゾンアメックスゴールド

同じプロパーカードでも、ゴールドプリファードとビジネスゴールドも別物です。

提携ブランドのカードやビジネスカードも含めてアメックスゴールドを検討している人は、カードごとの強みを元に自分に合うカードを選びましょう。

マイルを貯めたいならANAアメックスゴールドの方が効率よく貯まる

マイルを貯めるのが一番の目的なら、ANAアメックスゴールドを選びましょう。

ANAアメックスゴールドにはマイル特典が多く、貯めやすいです。

基本項目とマイルについて、ゴールドプリファードと比較した結果は以下の通り。

	ANAアメックスゴールド	アメックスゴールドプリファード
年会費	34,100円	39,600円
入会特典	2,000マイル	なし
継続特典	2,000マイル	10,000円のトラベルクレジット
利用条件付き継続特典	年に300万円以上利用でANA SKY コイン10,000コイン進呈	年に200万円以上利用で無料ペア宿泊券進呈
搭乗ボーナスマイル	フライトマイル＋25％	なし
ポイント還元率	1.0％	1.0％
マイル交換率	1,000ポイント＝1,000マイル

ゴールドプリファードではトラベルチケットや宿泊券が進呈されるところ、ANAアメックスゴールドはマイルやANA SKYコインで受けとれます。

ANAアメックスゴールドでは、無条件で進呈される入会・継続特典の2,000マイルやフライトマイルもあり、マイルを貯めるのに効率的です。

ただし、ANAアメックスゴールドには、1名のコース料理が無料になる招待日和の特典は付帯していません。

マイルを貯めるのに特化したカードを選ぶならANAアメックスゴールド、ラグジュアリーな特典を重視するならゴールドプリファードを選びましょう。

セゾンアメックスゴールドは特典少なめだが初年度は年会費無料

セゾンアメックスゴールドは、特典は少ないものの初年度は年会費無料、翌年度以降も年に11,000円と固定費がかかりません。

セゾンアメックスゴールドとゴールドプリファードの違いは、以下の通りです。

項目	セゾンアメックスゴールド	アメックスゴールドプリファード
年会費	11,000円 ※初年度無料	39,600円
継続特典	なし	・10,000円のトラベルクレジット ・年に200万円以上利用で無料ペア宿泊券進呈
ポイント基本還元率	国内：0.75％ 海外：1.0％	1.0％
プライオリティ・パス	年会費11,000円で別途入会 海外空港ラウンジを何度でも無料で利用可能	海外の空港ラウンジを年2回まで無料利用可能
ダイニング特典	幅広い店舗の優待・キャッシュバック	・2人以上利用時1人分のコース料金が無料 ・レストラン、ダイニング割引 ・スターバックスオンライン入金20％オフ

セゾンアメックスゴールドには、アメックスプロパーカードのメリットである継続特典やダイニング特典がありません。

プライオリティ・パスも、優待価格とはいえ年会費11,000円の有料オプションです。

コスパよくハイステータスカードを持ちたい人には、セゾンアメックスゴールドが向いています。

ポイント還元率や特典を重視するなら、ゴールドプリファードを選びましょう。

アメックスビジネスゴールドは旅行よりもビジネスサポートに特化

プロパーカードのアメックスビジネスゴールドは、ビジネスサポート特典が多く付帯しています。

アメックスビジネスゴールドを発行できるのは、法人や個人事業主です。

ビジネス関連の特典が多い代わりに旅行関係の特典がなくなるため、個人事業主は自分にはどちらが合うのかよく検討しましょう。

項目	詳細
ビジネスゴールドならではの特典	・freee会計や弥生会計とデータ連携 ・ペイフレックス（あとから分割払いやリボ払いに変更） ・ETCカード年会費無料 ・ビジネス情報サービス「ジー・サーチ」無料利用 ・福利厚生プログラム「クラブオフ」のVIP会員年間登録料が無料
ゴールドプリファードならではの特典	・メンバーシップ・リワード・プラス無料登録 ・継続特典として10,000円のトラベルクレジットや無料宿泊券プレゼント ・スターバックスや厳選レストランで20％キャッシュバック

事業の経理に使うなら、ビジネスゴールドが向いています。

経営者でもプライベートに利用したい人は、アメックスゴールドプリファードを選びましょう。

アメックスゴールドプリファードに関するよくある質問

アメックスゴールドプリファードに関する、よくある質問をまとめました。

• 年会費が高いけど持つ意味はある？
• 年収が少なくても審査に通る？
• 特典が豪華だけど持つメリットがない人はいる？
• インビテーションなしでもカードを作れる？

アメックスゴールドプリファードは年会費が高いカードのため、「年会費を払って持つ意味はある？」「年収が低くても持てる？」と不安に感じる人が多いです。

自分に向いているのか、誰でも申し込めるのかなど気になる点を解消して、納得してから申し込みましょう。

高い年会費を支払ってでも持つ意味は？

アメックスゴールドプリファードは、年会費が約4万円と決して安くありません。

年会費が高額でも持ちたいと考える人は、高いステータス性と年会費以上にお得な特典に魅力を感じているケースが多いです。

メタル製のアメックスゴールドカードは、持っているだけでも自信に繋がります。

コスパよりも特典やステータス性を重視する人には、アメックスゴールドプリファードがぴったりです。

年収が少ないと審査に落ちる？

アメックスプロパーカードは、具体的な年収制限をしていません。

アメックスゴールドプリファードにも明確な審査基準はありませんが、継続特典の1つは年間200万円以上の利用が付与条件です。

アメックス側は、年間200万円以上（ひと月17万円以上）クレジットカード決済できる経済力を求めていると考えられます。

さらにアメックスはパートやアルバイトの申し込みを認めていません。

アメックスゴールドプリファードに申し込むなら、少なくとも正社員の平均的な年収は必要です。

民間給与実態統計調査によると、令和4年の正社員の平均年収は520万円程度でした。

正社員（正職員）、正社員（正職員）以外などについてみると、1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与は正社員（正職員）523 万円（同 1.5％増）、正社員（正職員）以外 201 万円（同 2.8％増）であり、これを男女別にみると、正社員（正職員）については男性 584 万円（同 1.1％増）、女性 407 万円（同 3.4％増）、正社員（正職員）以外については男性 270 万円（同 2.9％増）、女性 166 万円（同 3.2％増）となっている。

出典：令和4年分民間給与実態統計調査 │国税庁

アメックスゴールドプリファードに申し込むなら、年収500万円前後が1つの目安と考えられます。

アメックスゴールドプリファードを持つメリットがないのはどんな人？

アメックスゴールドプリファードは、旅行やダイニング特典を積極的に利用しなければお得感がありません。

持つメリットがないのは、以下に当てはまる人です。

• クレジットカードにステータス性は求めていない
• 自分で調べて特典を利用するのは面倒
• 旅行や外食はほとんどしない、こだわりがない

ステータス性を求めず、特典も不要ならゴールドカードを持つ必要はありません。

お得さ重視なら、マイルが貯まる航空系や還元率が高い流通系クレジットカードを検討しましょう。

ラグジュアリー系の特典を利用しない人は、セゾンアメックスゴールドや三井住友カード ゴールドを選ぶと安く持てます。

インビテーションが来ていない人でも申し込める？

アメックスゴールドプリファードは、インビテーションなしでも申し込めます。

もう1つ上のランク、アメックスプラチナも同様に新規申込可能です。

審査に不安がある人は、アメックスグリーンカードで利用実績を積んでからカードランクを上げるか、インビテーションを待ちましょう。